GMOインターネットグループは、人型ロボットの研究開発拠点「GMOヒューマノイド・ラボ渋谷ショールーム」を4月7日、都内に開設した。延床面積約1260平方メートルのうち半分を先行オープンし、全面開業は10月を予定している。展示されているロボットは中国の宇樹科技(Unitree Robotics)製が多くを占めるが、今後は順次、他メーカーのロボットの取り扱いも増やし「品揃えナンバーワンのラボを目指す」(GMO AI&ロボティクス商事の金明源氏)としている。
GMO AI&ロボティクス商事の
金明源氏
GMOインターネットグループでは、傘下のGMO AI&ロボティクス商事が中心となってロボティクス事業を手がけており、「26年を『ヒューマノイド元年』と位置付け、ヒューマノイドロボットの本格的な社会実装に注力していく」(GMO AI&ロボティクス商事の内田朋宏社長)ための拠点として、今回新設したラボを活用していく。
GMO AI&ロボティクス商事の
内田朋宏社長
足元で人型ロボットに対する問い合わせで最も多いのが、「エンターテインメント的な使い方で、展示会や会議、イベントなどでの用途が全体の7割を占める」(金氏)。他には、製造現場や倉庫などでの作業用途を想定した業種ユーザー向けの実証実験プロジェクトが進行中だという。
GMOヒューマノイド・ラボ渋谷ショールームに並ぶ人型ロボット
人型ロボットを実用に耐えうるレベルで動かすためのVLA(視覚・言語・行動)モデルはまだ開発途上ではあるものの、「用途に応じた追加のソフト開発を通じてユースケースの幅を広げていく」(金氏)考え。
GMO AI&ロボティクス商事は昨年末に先端ロボットソリューション開発のVarious Robotics(現GMO Various Robotics)をグループに迎え入れるなど、ロボティクス人材の拡充を進めており、GMOヒューマノイド・ラボでは早い段階でロボット100体、ロボティクス人材100人体制に増強していくことを目指す。(安藤章司)