OKIは4月15日、駅ホームの危険事象をリアルタイムで検知する転落検知システム「ホーム転落検知サポートシステム」の本格展開を開始したと発表した。駅ホームにおける安全確保や安全確認業務の省力化・効率化に貢献する。
ホーム転落検知サポートシステムは、線路への転落やホームと列車の隙間への挟まりなどの危険事象を、レーザーを走査し戻ってきた反射光から距離や位置を取得する「3D LiDARセンサー」でリアルタイム検知する。検知情報は駅ホーム上の信号設備と連携でき、運転士や車掌、駅係員に即時に通知される。
「ホーム転落検知サポートシステム」の運用イメージ
3D LiDARセンサーと制御部のサーバー機器のみで構成されるため、大規模な設備が不要。既存の駅環境にも導入しやすいという。
現在、OKIは名鉄EIエンジニアと協業し、ホーム転落検知サポートシステムを名古屋鉄道の3駅で運用している。名古屋鉄道以外の鉄道事業様への展開だけでなく、安全管理業務の効率化のニーズを持つその他業種へも提案を進める考えだ。
今後は、鉄道事業者のニーズも踏まえた上で、機能拡張も検討していく見込み。2030年までに200セットの販売を目指す。(大向琴音)