BIPROGY、JR西日本、博報堂の3社で構成するPHRコネクト共同企業体と、三井不動産は5月19日、自身の健康状態をチェックする「カラダ測定ポッド」を都内の日本橋室町三井タワーに設置し、パーソナルヘルスケアサービス「DotHealth カラダ測定サービス」の提供を開始した。都内でのサービス提供は今回が初めてとなる。5月18日には、メディア向けにカラダ測定ポッドに関する説明会と体験会が開かれた。
DotHealth カラダ測定サービスは、心血管、髪、肌、歯、脳と筋骨格の6分野の健康データを、カラダ測定ポッドを使って測定することができる。結果は専用のWebアプリから確認することが可能だ。
「カラダ測定ポッド」の外観
2025年に開催された大阪・関西万博において、カラダ測定ポッドを活用した「リボーン体験」が大阪ヘルスケアパビリオンで提供された。PHRコネクト共同企業体は、一過性のイベントとして終わらせず、事業を継続することを目的に、JR大阪駅、JR天王寺駅、JR岸辺駅でカラダ測定ポッドを設置し、サービスを提供してきた。
今回、日本橋室町三井タワーに設置することで、新たにオフィスビル内や周辺で働くオフィスワーカーをターゲットとする狙いがある。オフィスワーカーが昼休みや業務の合間に利用し、日々の体調変化の把握や、結果の共有を通じた健康意識の醸成など、日常の中で継続的に活用されることを想定しているという。オフィスワーカー以外にも、来街者も利用できる。
継続的な利用によりユーザーの健康に関する意識変容・行動変容へつなげる。健康管理は健康診断などの限られた機会で行うイメージが強いが、日常の通勤や外出、勤務先の隙間時間に体の状態を把握できれば、無理なく継続的に健康を意識するきっかけになると想定する。
体験会では、実際にカラダ測定ポッドで健康データを計測することができた。ポッド内には複数のカメラやさまざまなセンサーが搭載されており、画面の指示に従うことで約50項目のデータを約8分で測ることが可能だ。
顔や髪、歯については、それぞれの画像を基に健康度を測る。例えば、肌に関する計測では、肌のきめや水分をはじめとした14項目を測定し、それぞれランク付けするほか、肌年齢を算出する。
肌の測定
指先から脈拍や血管弾力性などを測定することで血管年齢を測れるほか、手のひらから流した電流の電気抵抗値を基に体組成を推定し、体内年齢を導き出す。また、記憶や計算の設問、回答を画面に表示し、視線の動きで脳の健康度も評価する。
筋骨格・心血管の測定
今後三井不動産は、テナント企業に測定結果をきっかけとした商品・サービスのレコメンドなど、カラダ測定ポッドを通じた他企業との連携・共創を推進する。PHRコネクト共同企業体は、カラダ測定ポッドを起点に、三井不動産のオフィスビルテナントをはじめとしたステークホルダーとの新たな協業や事業共創の機会創出を狙う。
利用料金はサブスクリプション制で、2カ月1200円と、6カ月3000円の二つのプランを用意する。(大向琴音)