コムデザインは7月10日、イベント「コンタクトセンター・マッシュアップ・ボックス 2026」を都内で開催した。会場には同社をはじめ、セールスフォース・ジャパン、PKSHA Technology、アドバンスト・メディア、ギブリー、テクマトリックス、アイアクトなど27社が出展。AIを既存システムや業務と連携させる最新の取り組みを紹介した。
会場の様子
講演では、AI単体の性能ではなく、既存システムとの連携やエコシステムを重視する提案が目立った。セールスフォース・ジャパンはAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」を中心に、人とAIが協働する顧客接点の在り方を紹介。PKSHA Technologyは音声認識データからFAQやナレッジを生成・活用する「ナレッジ循環」を提唱した。
コムデザインは、クラウド型CTI「CT-e1/SaaS」のロードマップを発表した。セールス&マーケティンググループの寺尾望・執行役員は、導入規模が累計1950テナント、3万4000席以上に採用されていることを紹介し、40を超える連携ソリューションを展開していると説明した。
コムデザインの寺尾望・執行役員
また、AIエージェント時代への対応として、CT-e1が保有するレコード情報をMCP(Model Context Protocol)経由で活用できる環境を整備する構想を明らかにした。寺尾執行役員は「エージェンティックAIは無視できない地殻変動」と述べ、「すでに新しいソリューションが会場に多く集まっている」と強調した。AI活用が本格化する中、コンタクトセンター市場では単体製品の競争から、AIや業務システムを結び付けるエコシステム競争へと軸足が移りつつあることを印象付けた。