Dynabookは、法人向けノートPCの新製品6機種を発表した。PCの選定基準が、OS更新を契機としたリプレース中心から、AI活用の本格化や働き方の多様化によって変化しつつあることを背景に、用途や導入条件に応じたラインアップの拡充を進める。いずれの製品も直販と間接販売で展開する。
4色展開のノートPC「M64」シリーズ
マーケティング&商品企画統括部Go to Market戦略部国内マーケティング戦略推進担当の山浦こずえ・グループ長は、「それぞれのユーザーの働き方にあわせて、最適な一台を選んでいただきたい」として、新製品群を「エントリー」「メインストリーム」「プレミアム」の3カテゴリーに整理した。
エントリー価格帯のノートPCとして、14型の「M64/RA」「MA64/VA」と、16型の「B56/RA」「BA56/VA」を投入する。価格は66万550円から。RAモデルは米Intel(インテル)のNPU内蔵CPU「Core シリーズ 3」、VAモデルは米AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)のCPU「Ryzen PRO 200」「Ryzen 200」を搭載する。
14型はスターリンググレー、フェザーシルバー、マルーンレッド、クレールグリーンの4色展開で、重さは約1.2kg。16型はスターリンググレーのみで、重さは約1.7kg、テンキー付きキーボードを採用した。
13.3型の2in1コンバーチブルPC「V83/PA」(105万7320円~)は、メインストリーム帯の製品として展開する。インテルの「Core Ultra シリーズ 3」を搭載し、米Microsoft(マイクロソフト)が定める「Copilot+PC」に準拠。360度回転ディスプレイと本体収納・充電対応のペンを備え、ペン収納時で約989g。独自アプリ「dynabook AIアシスタント」には、画面上の情報をペンで囲むと翻訳や要約を実行できる「囲んでAIアクション」を搭載した。
主力モバイルPC「G83」の操作性を継承した「G83R/RA」(85万4700円~)は、インテルの「Core シリーズ 3」を搭載する標準リプレース向けプレミアムモデルに位置付ける。
PC価格の高騰について同統括部商品企画部国内B2B商品企画担当の河本能規・グループ長は、AIインフラ向け需要の増加により調達コスト上昇が影響していると説明。この状況は当面続くとして、「心苦しいところだが、適切な価格転嫁は避けられない」との考えを示した。
(南雲亮平)