数字で見る中小企業のIT天気図

<数字で見る中小企業のIT天気図>11 LAN導入率はほぼ100%

2003/01/20 16:04

週刊BCN 2003年01月20日vol.974掲載

 中堅・中小企業が導入しているネットワーク関連のITシステムでは「LAN」が92.9%で、今後の導入予定でみてもほぼ100%へ向かっている。また本来的なASPの導入率は低いが、「URL(ホスティング利用)」は69.0%と高い。企業のホームページの約7割がサーバーホスティングで構築されていることになる。

 企業内の「イントラネット」は51.6%で、LAN同様にイントラネットも企業必須のネットワークインフラになりつつある。2001年と比較すると、「ファイアウォール」(+10.9ポイント)、「イントラネット」(+10.3ポイント)、「URL」(+9.0ポイント)で高い伸びを示している。ネットワークインフラを整えて、次の段階としてファイアウォールなどのネットワーク関連ソリューションへと企業の目が向いてきている。

 「導入・利用している/構築中・設計中」は、BtoB(+8.3ポイント)、BtoC(+3.9ポイント)。BtoCよりもBtoBへの意識が高い。ECサイト構築のブーム感は、現実的な経済環境下では見直しの局面になっている。また導入率は低いが、「無線LAN」52.5%、「ADSL」56.1%など「検討中/関心ある」は高い。(ノークリサーチ 伊嶋謙二)
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