待ちから攻めへ

石橋英次 社長

　今年度（2008年3月期）の売上高は、前年度に比べ8億円プラスの320億円に達する見通しだ。今年度からスタートした3か年中期経営計画の目標売上高を2年前倒しで達成できる予定。07年のキーワードとして掲げた「密着」戦略が功を奏したと思っている。この実績を踏まえ、新たな目標として10年度に売上高340億円の突破を掲げた。

　08年のキーワードは「待ちから攻めへ」。営業活動だけでなく、会社としてさまざまなことに積極的に行動する集団に東芝ITサービスを成長させたいと思っている。

　07年は東芝グループの一員であることを顧客に強くアピールするため、社名を「ITサービス」から「東芝ITサービス」に変更した。親会社の東芝ソリューションとの連携をこれまで以上に強める。東芝ソリューションが情報システムを構築し、その後の運用や保守サービスを当社が請け負う体制をより強固にしたい。

　情報システムの遠隔監視や運用などのITサービス事業「ITマネジメントサービス」は強化していく分野。ニーズが強く07年も好調だった。今後もニーズが見込め、2010年度には全売上高に占める比率を今年度見込みから10ポイントアップさせて30％まで成長させる。

　来年度は採用人数を増やし、M&Aを含めた資本提携も視野に入れている。組織は大きくなる可能性があるが、規模が大きくなっても、社員全員が攻めの気持ちを持って突き進む集団に育てたい。

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