Cloud With Ground

百瀬次生 社長
 ユーザー企業がクラウドを本格的に取り込み始める年になるだろう。どこのIT企業もクラウドビジネスの強化を謳うなか、日立電子サービス(日立電サ)はどんな価値を提供できるか。何が強みになるのか。それは、ネットワーク越しにコンピュータを提供しながらも、全国津々浦々、直接ユーザー企業のオフィスに訪問して、悩み相談に応えられるサービス体制をもつことだ。

 ネットワークを経由して情報システムを利用できるようになり、コンピュータやデータが遠隔地にあったとしても、何かトラブルがあったり、課題を抱えてしまった時、相談できる相手が近くにいなければ、ユーザーは不安になる。むしろ、クラウド時代になれば、ユーザーはそうした身近な存在をよりいっそう求めるのかもしれない。

 当社は、保守サービスを提供するために築いた47都道府県を網羅するサービス拠点と人員を有する。そのインフラを生かして、CloudとGround(直接訪問できる体制)の両輪でビジネス拡大を図りたい。情報システムの企画から運用保守までのライフサイクル全般をカバーする戦略拠点「LCSセンタ」を活用しながら、全国で地域に密着した“Cloud with Groundソリューション”を展開する。

 日立電子サービスは、2012年に、設立50年を迎える。一つの節目だ。その記念すべき時期に好業績をあげるためにも、2011年は非常に重要な年になる。経済環境は不透明だが、増収増益を果たす。