新たなチャレンジ

葉田順治 社長

　2011年は、今までにない新しい取り組みにチャレンジしていく年と位置づけている。

　当社は、パソコン関連からAV関連、デジタル家電関連へと、常に領域を拡大してきているが、今年はさらに多様性に富んだ拡大と変化を促していきたい。

　当社を起業した当時は、大きくて重いブラウン管ディスプレイを装備したデスクトップパソコンが隆盛だった。ところが、ノートパソコンの登場により、どこへでも携帯することが可能になった。IT機器の歴史は、即ち矮小化の歴史であるように思えるが、いよいよスマートフォンが普及し始めて、デジタルライフがさらに変容を遂げつつある。

　当社は、情報や映像が多くのハードウェアを通じて人に伝わる「マンマシン・インターフェース」を、使いやすく快適にする製品を生み出す企業として、今後も積極的に攻めていきたい。さらなる領域の拡大により、スマートホーム/スマートオフィスを提供できる企業を目指したい。

　変化をチャンスと捉え、グループの相乗効果を発揮して、よりすぐれた製品をユーザーにお届けする。品質・技術・サポートにも磨きをかけ、信頼感あるブランドであることを、国内はもちろんのこと、中国をはじめとしたアジア、欧州にも広く訴えていきたい。