年頭所感

【2015年 年頭所感】 NTTデータ

2015/01/08 20:40

週刊BCN 2015年01月05日vol.1561掲載

岩本敏男 社長
 世界41か国、175都市へ進出し、今期(2015年3月期)の海外売上高比率は28%近くに増える見通しだ。今はグローバルビジネスの第2ステージと位置づけており、早い段階で海外比率50%を目指す。

 ここで、改めて“NTTデータの強み”とは何なのかを問うたとき、私はキーワードとして「ジャパンクオリティ」を挙げたい。顧客からみて「NTTデータが提供する価値やサービス」のイメージをより明確にするのが狙いだ。ここでいう日本の品質は、工業製品の品質の高さというニュアンスだけでなく、例えば“おもてなし”のようなサービス業における品質の高さも含めている。当社でいえば、純粋なソフトウェアのQC(品質管理)と、情報サービス業の“サービス”の部分の両方を含めたものである。

 グローバルビジネスに当たっては、顧客第一主義や先見性、チームワークなどを柱とするグローバルビジョン「Global IT Innovator」を掲げているが、これらビジョンは当然のこととして実行する。だが、こうした基本的なことはライバル他社も掲げているわけで、そうではない部分でいえば、当社が“日本由来のITサービスベンダー”だという点によるところが大きい。つまり、日本のよさを前面に出すことで、NTTデータのサービス体験をより印象的なものにできる。

 もっと欲をいえば、日本らしい高品質できめ細かなサービスに加えて、将来的には“NTTデータ”のブランドだけでも、どのような特色あるサービスを提供するのかが、すぐにイメージできるようにしていきたい。
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外部リンク

NTTデータ=http://www.nttdata.co.jp/