XDRとは
Extended Detection and Responseの略。エンドポイント、ネットワーク、メール、クラウドなどに設置したセキュリティ製品の情報を統合・分析、脅威をいち早く検知して対応までを行うセキュリティ対策の概念。
米Microsoft(マイクロソフト)は、XDR機能「Microsoft Defender XDR」(Defender XDR)を提供する。エンドポイントやアイデンティティー、メールといった自社のセキュリティー製品を連携させて、脅威をいち早く検知し、対応する。SIEM(Security Information and Event Management)製品「Microsoft Sentinel」(Sentinel)との統合で、他社セキュリティー製品のデータ分析が可能となるのに加え、XDRとSIEMの双方の運用を効率化できる点も特徴だ。日本マイクロソフトの藤本浩司・セキュリティビジネス本部部長は「XDRはセキュリティー対策のスタンダードになると考えている」と語り、幅広い企業への導入を目指している。
(岩田晃久)
脅威インテリジェンスを活用
Defender XDRは、「Microsoft 365 E5」などを利用するユーザー向けに提供されている機能。エンドポイントセキュリティー「Microsoft Defender for Endpoint」、メールとコラボレーションツールを保護する「Microsoft Defender for Office 365」、アイデンティティーセキュリティー「Microsoft Entra ID P2」、クラウドサービスの監視など行う「Microsoft Defender for Cloud Apps」といった、同社のセキュリティー製品の連携によって、脅威やリスクの全体像を把握、高度な脅威ハンティングを実現する。
藤本浩司 部長
藤本部長は「1日に78兆件を超えるシグナルを追跡して得たデータと、約1万人のセキュリティー専門家の知見によりつくられた脅威インテリジェンスを基にDefender XDRを構成する製品を提供しているのが、ベースとしての強みだ」と語る。脅威インテリジェンスとDefender XDRを組み合わせることで、攻撃者の動きを先に自動検出しブロックする「Threat Intelligence Tracking via Adaptive Networks」という技術も発表しており、急増するAIを使った攻撃への対応を強化している。今後も、AIや脅威インテリジェンスを積極的に活用した対策をDefender XDRに取り込んでいくとする。
XDRとは
Extended Detection and Responseの略。エンドポイント、ネットワーク、メール、クラウドなどに設置したセキュリティ製品の情報を統合・分析、脅威をいち早く検知して対応までを行うセキュリティ対策の概念。
米Microsoft(マイクロソフト)は、XDR機能「Microsoft Defender XDR」(Defender XDR)を提供する。エンドポイントやアイデンティティー、メールといった自社のセキュリティー製品を連携させて、脅威をいち早く検知し、対応する。SIEM(Security Information and Event Management)製品「Microsoft Sentinel」(Sentinel)との統合で、他社セキュリティー製品のデータ分析が可能となるのに加え、XDRとSIEMの双方の運用を効率化できる点も特徴だ。日本マイクロソフトの藤本浩司・セキュリティビジネス本部部長は「XDRはセキュリティー対策のスタンダードになると考えている」と語り、幅広い企業への導入を目指している。
(岩田晃久)