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ティーケーネットサービス、先進ITをユーザー企業に定着させる

2025/06/13 09:00

週刊BCN 2025年06月09日vol.2062掲載

 新潟市に本社を構えるティーケーネットサービスは、米Microsoft(マイクロソフト)の製品を主軸とした先進的なデジタル技術をユーザー企業の業務に定着させる「伴走型サービス」でビジネスを伸ばしている。情報共有系のツール群や、生成AIの「Copilot」などが業務に根付くまで中長期の契約でサービスを手がけるとともに、データのバックアップやセキュリティーをマネージドサービス方式で提供。これらの取り組みにより、売上高全体に占めるストックビジネスの比率は6割に達している。
(取材・文/安藤章司)

マイクロソフト製品を主軸に

――どのような事業を手がけているか。

 2011年の創業時から一貫して、マイクロソフト製品をベースとしたITサービスを提供している。ERPなどの基幹系システムよりも情報系の領域を得意としており、「Microsoft 365」を構成する製品群をユーザー企業の業務に根付かせる伴走型のサービスを主軸に業績を伸ばしてきた。

――具体的にはどのようなサービスか。

 例えば、「SharePoint」や「OneDrive」を使った情報共有や、生成AIのCopilot、オンライン会議の「Teams」などをユーザー企業の組織にしっかり定着させて、日々の業務の生産性を高めるサービスを主力としている。

 企業は、Microsoft 365の製品ライセンスを購入しても、業務効率が高まるように実装しなければ宝の持ち腐れとなる。とりわけ中堅・中小企業ではITの専任者や、定着をリードする人材が不足していることもあり、当社のような伴走型サービスへの需要は大きい。当社はマイクロソフト製品の専門人材がそろっており、プロフェッショナルサービスを提供できる点を強みとしている。
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外部リンク

ティーケーネットサービス=https://www.tknetservice.com/