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ジェーミックス、ネットワーク構築を強みにビジネスを伸ばす

2025/05/30 09:00

週刊BCN 2025年05月26日vol.2060掲載

 新潟県上越市に本社を構えるジェーミックスは、ネットワーク構築の強みを生かしてビジネスを伸ばしている。上越ケーブルビジョンなどが出資して設立された同社は、ケーブルテレビを使ったインターネット接続サービスや法人向けITサービス、自治体向けのVDI(デスクトップ仮想化)構築などを手がける。2024年9月からはセキュリティーとバックアップ対策をワンストップにしたマネージドサービスを本格的に始めた。首都圏にも進出しており、公立学校向けのICT支援員の派遣サービスを展開している。
(取材・文/安藤章司)

固定電話の自由度を高める

――どのようなビジネスを手がけているのか。

 設立時から上越ケーブルビジョンのインターネット接続サービスの立ち上げを担ってきた。ネットワーク構築に強みを持ち、地元上越市だけでなく首都圏市場にも進出してビジネスを伸ばしている。

――主要事業の売上構成比は。

 ざっくりと文教向けが5割、ケーブルテレビ関連が3割、自治体と民需が合わせて2割の構成比だ。ケーブルテレビ会社は法人向けにインターネット接続などのITサービスを手がけているケースが多く、その流れで「Microsoft 365」の販売やバックアップ、セキュリティー対策のサービスを提供したり、固定電話のPBX(構内交換機)のクラウドPBX移行支援などを手がけたりしている。

 クラウドPBXについては、近年では固定電話の規制緩和の一環で電話番号の持ち運び制度が導入され、運用の自由度が高まった。例えばクラウドPBXを使えば固定電話にかかってきた電話を手元のスマートフォンやPCで受け答えでき、スマホやPCから電話をかけるときも固定電話の市外局番から始まる電話番号が表示される。在宅勤務や出張中でも固定電話の番号を持ち運べるようになり、固定電話への問い合わせ対応などの自由度が大幅に高められる。
この記事の続き >>
  • 文教や自治体に深く入り込む
  • 民需開拓の伸び代は大きい

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外部リンク

ジェーミックス=https://www.jmixnet.co.jp/