「過去に起きた社会インフラのシステムトラブルと言えば?」
その質問の答えとして「東京証券取引所(東証)」と答える方は、きっと多いはずです。2008年には複数回のシステムトラブルが発生し、売買が一時停止になったこともありました。
その記憶から、今でも「システムトラブルと言えば東証」とイメージする方が多いと思います。開発を担当する富士通にも厳しい眼が向けられました。
その両社が、「世界最高水準」と自負する高速処理売買システムを共同開発し稼働させました。処理能力の高さだけでなくトラブル対策も万全で、まさに汚名返上を期した自信作でしょう。両社の執念を感じます。
(木村剛士)
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富士通、世界最高水準、ミリ秒処理の株式売買システムを東証に導入・稼動メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.1.6」より