世界有数のメガバンク、三菱東京UFJ銀行。その常務を務め、同行の情報システム戦略を立案した経験を持つのが、三菱総研DCSの木村高志社長です。合併に伴うシステム統合のビックプロジェクトを推進した経験があり、ユーザーの立場で情報システムの理想形を追い求めていた方です。
昨年10月、同氏は三菱総研の子会社で同グループの戦略的SI会社である三菱総研DCSの社長に就任。今度は「使う人」としてではなく「売る人」として、情報システムの理想を追いかけ始めています。使う人の立場を熟知する木村社長が語った経営戦略は、プロダクトアウトの考えではないだけに、聞きごたえがありました。
自社で勝負する部分では徹底的に他社と戦って弱いと思う分野はそれを認めて補完関係を築く――。ポイントは「競合と協業のバランス」でした。
(木村剛士)
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<トップインタビュー>三菱総研DCS 社長 木村高志「バリューチェーンの創出へ」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.2.22」より