日本IBM東京基礎研究所の比戸将平副主任研究員は、ソリューションの基礎研究に携わり、温度や速度などの基礎データを解析する日々を過ごしています。
しかし実は比戸さん、科学者のイメージとはちょっと離れた意外な一面をもっています。それは、京都のお寺や庭園に精通したスペシャリストだということ。歴史や文化、産業などの“京都通度”を認定する「京都・観光文化検定試験」の3級にも合格しました。
比戸氏は、「受験の前には、一週間有給休暇を取って京都のあちこちの名所を回って受験勉強に励みました」と、研究者ならではの熱心な勉強ぶりを語ってくれました。検定の受験者は、その資格を観光案内などの仕事に生かす人が多いのですが、比戸氏は「完全に趣味で受けた」と余裕の表情。
仕事とかけ離れた趣味をもつからこそ、研究課題を多様な観点からみて、考えることができるといえそうです。(ゼンフ ミシャ)
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<FACE>日本IBM 東京基礎研究所 副主任研究員 比戸将平メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.3.23」より