今日のひとことWeb版

OSS、光の裏にリスク

2011/06/17 15:26

 最近、オープンソースソフトウェア(OSS)関連の情報に触れるケースが増えています。

 OSSのデータベース技術者認定試験の開始、「Open Office」を大量導入する自治体の増加、33種類のOSSを一括サポートするサービスの登場……。

 先日、品川に行ったら、JR品川駅の大量のデジタルサイネージをLinux最大手のレッドハットが占拠。港南口に続く道は赤一色に染まっていました。

 ベンダーに依存せずに、低コストで自由度が高いシステムをつくることができるOSS。技術力と知識は必要ですが、利用価値は大きいと感じています。

 しかし、よいことだけではありません。「オープンなのだから自由」というわけではなく、OSSにはOSSのルールがあります。リスクもあります。OSSのコアユーザーにとっては当たり前でも最近手を出した人は知らないこともあるはずです。

 5月30日、「オープンソースライセンス研究所」という団体が設立されました。OSS普及の足かせになる可能性が高い、ある問題の解決に取り組む団体の一つです。その問題とは「OSSのライセンス」。一歩間違えば、訴訟にもつながる大きな問題です。

 OSSの最新事情と、なぜこの団体が誕生したのか、OSSのリスクとは何かをまとめました。ご一読ください。(木村剛士)

【記事はこちら】
OSS、便利だけれどリスクも覚悟で 正しい理解、今こそ必要
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.6.17」より
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