今日のひとことWeb版

足りない部分は提携で補う

2012/04/10 15:26

 『週刊BCN』は、これまで人的資源を管理するタレントマネジメントの動向を継続的に追ってきました。2011年6月に掲載した特集では、「企業のグローバル進出やキャリア開発、ワークスタイルの多様化などの進展に伴い、人的資本を管理する『タレントマネジメント』のシステムに注目が集まっている。外資系ベンダーの日本市場への参入が相次ぎ、導入事例が現れてきた」と紹介し、盛り上がりをみせつつある市場の状況をまとめました。

 今年に入り、ITベンダー間で興味深い動きがありました。東芝ソリューションが4月に発表した日本オラクルとの協業です。人財管理ソリューション「Generalist」の人事・給与オペレーション業務モジュールと、オラクルのクラウド型人材管理アプリケーション「Oracle Fusion Human Capital Management(HCM)」を連携させるのです。「Generalist」が管理する人事・給与情報をもとに、「Oracle Fusion HCM」で人材の将来予測や協調・コラボレーション機能などのタレントマネジメント機能を利用することが協業の狙いです。

 これは、人事・給与システムを提供する国内ITベンダーが、タレントマネジメント関連機能の強化を外資系ITベンダーとの提携に頼った例といえます。タレントマネジメントに対する関心は、国内ITベンダーの間でも確実に高まっていますが、開発は外資系ITベンダーに大きく出遅れているのが実情。足りない部分は提携で補うという事例は、さらに出てきそうです。(信澤健太)

【記事はこちら】
東芝ソリューション、人材管理分野で日本オラクルと協業
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.4.10」より
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