今日のひとことWeb版

今、そこに迫る危機

2012/04/12 15:26

 ホスティング/クラウド事業のKDDIウェブコミュニケーションズが、ネット上から電話をかけられるサービス「boundio」を始めました。音声データを電話へ転送するなどのシンプルなサービスで、月額1575円+従量制で使える手軽さが売りです。

 KDDIウェブの山瀬明宏社長は、「思いついたら即日、自社のサイトに電話転送機能をつけ加えられる」といいます。これまで国内では、SI(システム・インテグレーション)が発生する高価なCTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)が主流でしたが、今では誰でも簡単に電話機能をサービスとして組み合わせることができます。

 海外に目を向けると、実はKDDIウェブ同様のB2B主軸のCTIサービスは、すでに確立されつつあります。代表的なものに、twilioやTROPO、hoiioなどがあり、KDDIウェブは世界大手のtwilioと国内での業務提携を進めます。

 今は電話をかけるアウトバウンドが主体ですが、これからインバウンドにも対応するようになれば、従来型CTIに絡む多くのSIの仕事が減るかもしれません。何もしなければ、結局「twilio」のような世界で展開するサービスが上陸し、一夜のうちに駆逐されてしまうでしょう。

 こうした現象は、もはやネット上の特異なものではなく、あらゆるIT関連領域に広がりつつあります。ソニーやパナソニック、シャープといった名だたる日本の電機メーカーの業績不振は象徴的。まさに今、危機はそこに迫っているのです。(安藤章司)

【KDDIウェブ「boundio」の記事はこちら】
KDDIウェブ、クラウド電話API「boundio」の正式サービスを開始、 世界大手のTwilioと業務提携へ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.4.12」より
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