家電量販店の実売データを集計したBCNランキングによれば、ビジネスソフトの販売本数は前年同月比で10％前後の減少という状況が続いています。

　市場が成熟期に入ったといわれて久しく、多くの家電量販店は、ビジネスソフトのコーナーを縮小しています。減少の要因は、ダウンロード販売で購入する人の増加や、スマートフォン/タブレット端末が普及したことによるパソコン使用頻度の減少などが考えられます。

　店頭は、メーカーにとって来店者にアピールする場です。店員によるわかりやすい説明で購入を促すこともできます。今月登場する新OS「Windows 8」との相乗効果を狙って、店頭でキャンペーンを行うメーカーもいるようです。「Windows 8」が、ビジネスソフトの店頭販売に再びエネルギーを与えます。（佐相彰彦）

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＜ビジネスソフト＞前年同月比減が続く　新OSで販売増に期待　わかりやすい用途提案で堅調なソフトも