クラウドのメリットを享受しているのは、まだひと握りの企業です。中小企業の場合、クラウドサービスを活用しているのは十数%に留まります。なかなか普及が進まない要因としては、コスト削減効果への過剰な期待が幻滅を招いている可能性などが考えられますが、多くのITベンダーは、まだ明確な処方箋を示すことができていません。
中小企業のクラウド普及に向けて重要な役割を果たしそうなのが、ITコーディネータ(ITC)です。その活躍が期待されるフィールドは、ITベンダーが気づかない領域に眠っているニーズの掘り起こしと、ユーザー企業とITベンダーとの橋渡しです。
もっとも、課題は少なくありません。これまで、J-SaaS事業でITベンダーとITコーディネータが連携したことがありましたが、成功しているとはいえません。日本ユニシスが主導するクラウド普及の取り組みは、いまだ手探りの部分が多く、実現へのハードルは高いでしょう。しかし、新たな挑戦として、その動きは注目に値します。(下)の記事は12月6日に公開する予定です。ぜひご一読下さい。(信澤健太)
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<IT経営の真髄 ITCの支援で企業はこう変わる!>104.クラウドサービスの普及(上) 潜在ニーズを掘り起こすメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.12.4」より