『週刊BCN』の連載「IT経営の真髄」では、毎週、ITコーディネータ（ITC）の活躍ぶりをご紹介しています。これまで、中小・零細企業のIT導入事例を中心に、ITCの支援によって企業の経営が変わる様子を数多く紹介してきました。

　特定の企業に所属せず、中小・零細企業を中心にITを活用した経営の確立を支援するITCを、独立系ITCといいます。近年の不況によって中小・零細企業のIT投資が減少したことで、彼らはいま、案件を獲得しにくくなっています。

　先日取材したある独立系ITCは、「本当は中小・零細企業の経営を支援したい。でも、ITCとして生きていくためには、独立系にこだわらず、ITベンダーに所属して働くほかない」と現状を語ってくれました。

　そんな独立系ITCに向けて、ITコーディネータ協会が「自治体ビジネス研修」を開催しています。主催者の一人である武城文明ITCは、案件獲得に悩む独立系ITCに「自治体には仕事がいっぱいあるぞ」と呼びかけています。（真鍋武）

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＜IT経営の真髄　ITCの支援で企業はこう変わる！＞自治体で活躍するITC　自治体こそITCの活躍舞台