【VAD/VAR(Value Added Distributer/Value Added Reseller)】
販社やユーザーに付加価値のある提案ができる技術力の高い卸(Distributer)・再販(Reseller)業者

 直訳すると、VAD(Value Added Distributer)は付加価値流通業者、VAR(Value Added Reseller)は付加価値再販業者。単にITの商材やソリューションを販売するだけでなく、販社の営業活動や提案力・技術力向上の取り組みをサポートするディストリビュータや、ユーザーのニーズに沿って、コンサルティングやSI、カスタマイズ、運用・保守など付加価値のあるサービスを提案するリセラーのことを指す。高い技術力をもつパートナーとして、ベンダーがパートナープログラムに組み込んで認定することが多い。

 VADとVARの違いは文字通り卸業者と再販業者の違いで、VADは間接販売、VARは直接販売がメインになる。

 例えば日本マイクロソフトの場合、製品のライセンスを販売するパートナー(リセラー)が複雑な構成のライセンスソリューションを販売するときは、認定VADと協業する。マイクロソフトの認定VADは、日本ではネットワールドだけで、マイクロソフト製品全般に関する専任のライセンス担当者が在籍している。さらに、「Microsoft System Center」製品群や仮想化ソリューション群など、「VAD注力製品群」と位置づけている分野については、それぞれの専門スタッフが在籍しており、販売パートナーの活動を総合的に支援する。

 一方、アップルは、製品に関するスキルと実績があり、法人企業に特化したシステム構築やソリューション提供ができるパートナーを「Apple Business VAR」として認定している。「Apple Business VAR」は、顧客への直接販売のほか、SIerなどと協業してアップル製品を活用したソリューションを提案することもある。マイクロソフトの認定VADと比べると、協業相手の階層やエンドユーザーとの距離が大きく異なる。