今日のひとことWeb版

既存の概念を覆す経営

2013/11/20 15:26

 今年のボジョレーヌーボー解禁日が明日に迫りました。フランスのボジョレー地区でつくられる赤ワインの新酒で、新鮮で軽やかな味が特徴です。日本で販売しているヌーボーは、近年はプラスチックボトルが多く、コンビニやスーパーで手頃な価格で手に入れることができてうれしい限り。

 ビジネスにたとえると、ボジョレーヌーボーはベンチャー企業。売上規模は小さくても、斬新な事業モデルで差異化を図るベンチャー企業のように、ヌーボーも味の深さに関しては何年も熟成したワインにはかないませんが、新鮮でフルーティな味わいが売りとなって、世界中の愛好家が解禁日を待ちわびるわけです。

 IT業界では、ハードウェアの販売や従来型システム構築の需要が縮小して、事業モデルの転換が急務になっています。こうした環境のなかで、事業内容や組織づくりの既存概念を覆し、順調に売り上げを伸ばしているベンチャー企業があります。データ分析を手がけて、SAPジャパンや日立製作所と提携し、ビッグデータの事業化に取り組んでいるブレインパッドです。

 ビッグデータで地球を救いたい――。そう語る草野隆史社長に会社設立の背景や最近の状況、今後の事業戦略をたずねました。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
<KeyPerson>ブレインパッド 代表取締役社長 草野隆史――ビッグデータを「つくる」会社に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.11.20」より
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