組込みソフト開発を得意とするSIerが、相次いでM2M(マシン・トゥー・マシン)領域に力を注いでいます。M2Mはビッグデータ分析にデータを供給するセンサーデバイス群を制御する技術で、ハードウェアと密に接する組込みソフトのノウハウが生きる分野だからです。
過去を振り返れば、組込みソフト業界は「携帯電話」「情報家電」「車載機器(カーナビ)」の三種の神器を手にして、一時期は「技術者不足」が叫ばれていたほど隆盛を極めていました。ところが国内ベンダーの携帯電話と情報家電の事業が、事実上壊滅状態になった煽りを受けて、ビジネスは青息吐息。
車載系で細々と事業を続けてきましたが、最近になってM2Mとビッグデータの需要が顕在化。組込みソフト開発を強みとするSIerは、こぞって独自のM2Mプラットフォームやビッグデータ分析用のデータセンター設備を整備する動きに出ています。
組込みソフト技術は「日本のお家芸」とも言われるほど独自の進化を遂げてきました。この技術を絶やすことなく、M2Mやビッグデータという新しい分野で再び開花させてほしいものです。(安藤章司)
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