AWS(Amazon Web Services)やIBM SoftLayer、Microsoft Azureなど、企業の間でパブリッククラウドサービスの利用があたりまえになりつつあります。ユーザー企業には、オンプレミス型システムよりも早く導入でき、しかも安く、期間限定で使うこともできるなど、多くのメリットがあります。今後は、企業内でパブリッククラウドサービスを利用する範囲が大きくなってくることが考えられます。
利用範囲が大きくなったときに課題になるのは、各事業者のサービス連携です。現在は、事業分野ごとに異なるクラウド事業者のサービスを使っていたのでは、社内でデータの連携や一元管理ができなくなってしまうので、一つの事業者にまとめざるを得ない。つまり、ユーザー企業のデータが事業者に押さえられているのです。
こうした課題を、ネットアップはストレージメーカーの立場から解決しようとしています。「企業がデータを自由にコントロールできるようにする」。プライベートイベント「NetApp Innovation 2015」で、米本社のキーマンがアピールしました。(佐相彰彦)
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ネットアップ、「NetApp Innovation 2015」で、次の10年を見据えたストレージをアピールメールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.2.2」より