データセンター(DC)運営のビットアイルの最新鋭DCが、この3月に都内で開業するのですが、同社では「建設費が高騰する直前で滑り込めた」と胸をなで下ろしています。
アベノミクスによる景況感の改善や東京五輪の特需の影響で、DCの建設費用は、実に「4割ほど上がっている」とのことで、これから新規でDCをつくるベンダーは、「投資をためらう」ほどの値上がりようだというのです。
情報サービス業全般を見渡してみると、今年1~3月期の雇用判断に関するDI値は41.0ポイントと、人手不足感が強い状態が続いています(JISA調べ)。
SE単価が上昇してSIerの売り上げや利益増につながればいいのですが、一方で、あまりに高騰しすぎて、ユーザー企業が「IT投資をためらう」ような事態に陥らないよう、何事もバランスをとっていきたいものです。(安藤章司)
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ビットアイル、1440ラック相当の新DCを3月1日に開業、累計7500ラック規模の体制へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.2.19」より