クラウドは本来、ユーザーのIT活用を地理的制約から解き放ってくれるものでもあるはずです。ITインフラの運用・保守などのサポートをオンサイトで受ける必要もありません。しかし、地方のユーザーやSIerなどを取材すると、まだまだクラウドソリューションを積極的に活用しようという意識が乏しいケースが多いことに驚かされることがあります。ITビジネスの専門メディアとして、そうした現状をしっかりと把握して、冷静な分析をしなければならないと気を引き締める瞬間でもあります。

 一方で、クラウドファーストの時代になった今、IT商材のメーカー側も、自社のクラウド商材を売ってくれるパートナー網の構築に力を注いでいます。クラウドは一般的に、売って終わりではなく、ユーザーに効果を体感して使い続けてもらってこそ成立するビジネスモデル。これを実現するためには、ユーザーのビジネスをよく知っていて、課題解決のための最適な提案ができ、さらにはそれをうまく運用していくための支援もできる実力のあるパートナーの存在が、大きな追い風になります。(本多和幸)

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<SI論 システム開発はどう変わるのか>第31回 トーテックアメニティ 首都圏市場を成長基盤に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.3.8」より