先日、中国の地方都市にあるハイテクパークが主催する投資説明会に参加しました。日系企業の誘致を目的としたイベントで、当日は中国語と日本語の同時通訳を用意。万全の体制を敷いているかのように思えました。

 しかし、事はうまく運びません。メインの講演者は、英語と中国語を巧みに操り、とても早口で話したのです。そのせいか、同時通訳者は混乱。とぎれとぎれに通訳するので、聞き手には、講演者が何を話しているのかさっぱり理解できません。これでは、せっかく興味がある日系企業を集客できたのに台無しです。おそらく講演者は充実した内容のスピーチをしたのでしょうが、通訳を介して聴講した日本人のなかには、内容の薄い講演だったと感じて、関心をなくした人も少なからずいたはずです。

 最近、日系IT企業が、中国のローカル企業向けにセミナーを開催する機会が徐々に増えてきています。日本人がスピーチする際は、通訳を介して中国人に伝えることになりますので、上記のようなトラブルが発生しないよう、事前の打ち合わせは念入りにしておいた方がよいかもしれません。(上海支局 真鍋武)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.6.24」より