求職者1人に対して企業からの求人が何件あるかを示す有効求人倍率が、ここ最近、1倍を上回り、雇用情勢は改善の傾向が続いています。今年3月の有効求人倍率は1.45倍。求職者にとっては、たくさんの仕事があることを意味しますが、企業にとっては、人手不足が続いているといえます。
IT業界でも、技術者の不足が深刻な問題となっています。日本IBMは先日、新たな対策として、システム開発向けのソリューション群を発表しました。「これ以上、現場のエンジニアに負荷はかけられない」。担当役員の言葉には、厳しい現場の状況を何とかしたいという思いが込められています。(廣瀬秀平)