かつての日本向けオフショア開発の中心地は中国でした。情報処理推進機構(IPA)がまとめた「IT人材白書2013」の調査では、2011年度の発注先国は中国が8割以上を占めていました。

 しかし、これを最後にオフショア開発関係の調査は実施されていません。IPAの担当者は「一定の役割を終えた」と理由を説明し、現状については把握していないそうです。

 人件費の上昇などで、中国で日本向けオフショア開発を手掛けるITベンダーは以前よりも減ったとみられています。かつての勢いはなくなったとみることもできますが、中にはチャンスと捉えるベンダーもあります。

 長年にわたって日本向けオフショア開発を手掛けてきた上海海隆軟件(上海ハイロンソフトウェア)の包叔平董事長は「日本向けのオフショア開発はまだ伸びる」と分析しており、最新技術の活用や社内体制の強化を進めています。(上海支局 齋藤秀平)