テレワークが普及してきたことでウェブ会議システムの需要が高まってきています。ウェブ会議システムが出てきた頃は、会議室などに専用機器を設置しなくてはいけないビデオ会議システムはウェブ会議システムに駆逐されると考えられていました。ただ、現在の傾向を見ているとそうでもないようで、両者とも需要が拡大しているといいます。各ベンダーの担当者によれば、両者はユースケースが異なるため、「今後、どちらにもニーズは残る」とのことでした。

　ちなみに、パナソニックと調査会社によれば、ビデオ会議とウェブ会議のユーザーの中で両者を併用している企業は半数近くに上るそうです。パナソニックはそういった企業をターゲットに、ビデオ会議システムと他社製会議システムを接続するゲートウェイを発売。両者の間に生まれたニーズを取り込んでいく狙いです。（銭君毅）