支払いをしようと財布を開いたら、現金が入っていなくて焦る…ということがよくあります。クレジットカードなどキャッシュレス決済の便利さに慣れ、現金をあまり持ち歩かなくなったので、現金のみのお店だとこんな事態が頻発してしまいます。

　企業間決済でも、クレジットカードの利用は広がっています。使う社員としては、現金で立て替える必要がなく、とても便利。その一方で、経理担当者は利用明細と領収書などの照合を目視で行う必要があり、負担になっている側面がありました。それを解消しようと、Sansanは6月1日、インボイス管理サービス「Bill One」のオプションとして、法人向けクレジットカードの提供を開始しました。

　法人カードを利用すると、Bill Oneのシステムに利用履歴が自動で反映され、領収書との照合も自動でできる点が強みです。寺田親弘社長／CEOは「Bill Oneユーザーの利便性をより高めるものとして法人カードを提案していく」と述べました。企業間決済がよりスムーズになっていくことが期待できそうです。（堀 茜）

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Sansan、「Bill One」で法人カード提供　照合作業の自動化で経理負担を軽減