蒸し暑い日が続きますが、本格的な夏を前にマスクを着けなくてもよくなったことで、ようやくコロナ禍が終わったことを実感します。朝の電車の混み具合も、テレワークから出社への回帰が進みつつあることを伺わせます。

　オフィス家具メーカーのイトーキは、生産性を高め、イノベーションを生み出す「スマートオフィス」を提案しています。6月9日に同社で開かれた記者説明会は、カフェのようなおしゃれなオープンスペースが会場でした。社員が働く傍らで、オフィス改修を検討する企業の担当者が社内を見学。最新の設備が入った会社全体がショールームとなっているようです。

　常務執行役員の長尾和芳・スマートオフィス商品開発本部長によると、企業がオフィス空間に求めるものがコロナを機に大きく変化。オフィス回帰が進んで引き合いが増えているということです。行きたくなる、そしてパフォーマンスが上がる空間で働けたら、きっと私も原稿がスムーズに書けるんだろうなと思いました。（堀 茜）

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イトーキ、生産性を上げる「スマートオフィス」を提案　利用状況のデータ分析で最適な配置も