データセンター（DC）事業は、ITアーキテクチャの趨勢が変わるたびに新しい需要を掴んで成長しています。向こう10年を見据えたとき、「AIに最適化した新しいアーキテクチャの登場がビジネスの大きな節目になる」と、DC事業を手がけるデジタルエッジ・ジャパンの古田敬・日本代表兼本社プレジデントはみています。

　昨今、注目を集めている生成AIは、消費電力の大きいGPUを多く使うことから、DC側も大電力の供給設備を充実。GPUの運用に耐えるサービスを提供することで差別化を図り、ビジネスの伸びにつなげてきました。

　しかし、本来的にGPUは画像処理の用途であり、AIのためではありません。そうしたこともあって「AIに特化した新しいアーキテクチャの研究開発に取り組むスタートアップ企業が増えている」（古田氏）と、AI関連の技術動向をにらみながらDCの設備投資を戦略的に行っていく考えです。（安藤章司）

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新規参入で急成長、DCビジネスで動きあり