頂上熱戦

【頂上熱戦】「DVD/BD」(下)

2009/10/22 18:45

週刊BCN 2009年10月19日vol.1305掲載

 このコーナーでは、1号につき2社のIT・家電メーカーに“同じ内容の質問”を投げかけ、その回答を紹介する。(上)では「製品戦略」を、(下)では「販売戦略」を問う。

Question. 販売戦略は?

【共通質問事項】
(1)DVD/BDの販売スタンス (2)拡販施策 (3)今後の取り組み



Answer.イメーション

(1)【スタンス】BDは前年比3倍程度に拡大しており、来年はさらに今年の2倍に拡大するとみている。しかし、BDレコーダーをもっていても、DVDに記録している人が多い。今年の年末は、BDの拡販に力を入れるが、CPRM(著作権保護技術)対応のDVDの需要にも対応していく。2011年7月の地デジ移行を見据え、08年2月以降、定番モデルについてはCPRM対応にリソースを集中し、製品を構成している。

(2)【拡販】従来はDVDの高価格帯製品だった「超硬」をエントリークラスに位置づけた。店頭では定番の棚に置いて販売する考えだ。BDについては、従来から販売しているブラックパッケージは定番の棚、新製品のシルバーパッケージはワゴンに置くなどして拡販する。拡販のツールはワゴンだけではない。昨年は来店客の目につきやすい特殊な什器を備えたところ、販売店での評価がすこぶるよかった。今年の年末も店頭で見映えがする什器の設置を検討しているところだ。また、BDについては、レコーダーと一緒に購入することで割引するといった企画も積極的に打っていく。

(3)【今後】TDK Life on Record(以下、TDK)ブランドに加え、イメーションブランドの強化に力を入れている。10月20日にはCPRM対応の録画用DVDを発売する。イメーションは、使いやすく購入しやすい製品としてブランドを育てていく方針だ。イメーションブランドのBDは来年以降の投入を計画している。

小澤則孝 取締役コンシューマ商品営業本部本部長

Answer.日立マクセル

(1)【スタンス】この年末の売り場の中心はBDだ。しかし、この年末の段階ではまだBDがDVDにとって代わるということはないとみている。本当に残しておきたいものを記録するためには、BDを選んでほしい。われわれのビジネスの本質は、器(メディア)ではなく、中身(データ)をいかに保存するかということ。そういう意味では、ユーザーが使い終わった時(データを保存した段階)から始まる。大切なデータを保存し、所有する喜びを実感してもらうために、ユーザーにバランスよくメディアを選んでもらいたいと思っている。

(2)【拡販】従来から、規格などの大事な情報をどこに載せたらいいのかといったこと分析してパッケージを制作しているが、BDについてもユーザーは、倍速の違い、規格を試しながら使っているという段階のため、分かりやすい売り場を作っていくことを重要視している。一番大事なのはユーザーで、われわれはシェアを取りにいくために何かを仕掛けたことはない。シェアは、ユーザーの評価の結果だと捉えている。

(3)【今後】カセット型HDD「iVDR-Secure」に録画する「iVレコーダー」を三洋電機からのOEMにより発売した。自社でハードウェアを出すことによって、改良しなければならない点がみえてきたり、メディアのよさもみえてくる。軸足はメディアに置いているが、メディアの使い勝手をさらによくしていくことを考えるためにも、これからもこういった取り組みは継続していきたい。

松岡建志 コンシューマ販売事業部事業部長
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