店頭流通
PCデポの2010年度連結決算、サポート売り上げが27.1%増、11年度はパソコンクリニック出店強化
2011/05/16 18:45
売上高の内訳は、物販が355億7200万円で1.6%増と小幅な伸び率だった一方で、サポートが27.1%増の87億2600万円に拡大。技術サービスやサポートビジネスが全体の売り上げに大きく貢献した。
10年度から取り扱いを開始したテレビの販売状況について、野島社長は「11月は(エコポイント半減前の)駆け込み需要で追い風を受けたが、制度が終了した今年3月は駆け込みがなかった」と振り返った。一方で、PC用の外付けチューナーが好調。「PC用の外付けチューナーをノートPCに接続すれば停電中でもテレビが見られることや、ときどきしか見ない小部屋の地デジ対策として売れている」と、店頭の動きを説明した。
店舗数は、3月末時点で「PC DEPOT」が65店舗(フランチャイズ含む)、技術サービス・サポートサービスカウンター「パソコンクリニック」は直営で30店、フランチャイズで6店の計36店となった。
11年度の通期予想は、売上高が6.6%増の500億円、営業利益が22.0%増の16億7000万円、経常利益が15.9%増の175億円、最終利益が7.1%増の7億9000万円の見込み。PC DEPOTは直営4店、子会社1店、パソコンクリニックは直営で20店以上出店する計画だ。PCのほか、スマートフォンやタブレット端末、テレビ、ゲーム機など、インターネットデバイスの広がりによるユーザーの裾野拡大を追い風に増収増益を見込む。
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