LINE WORKSが従来のビジネスチャットやグループウェアといったコミュニケーションツールからの脱皮を図っている。ソリューション自体の拡充に加え、外部システムとの連携、業務ツール開発機能の提供なども推進し、これらの「起点」としての役割を広げつつある。PC以外のデバイスを使う従業員の働き方を変える「現場DX」の開拓に挑む同社の戦略を探った。
(取材・文/大畑直悠)
LINE WORKS以外の製品の販売も好調に推移しているものの、大竹執行役員は「まだまだビジネスチャットのベンダーというイメージは根強く、ここを変えていくのが現在の課題」と分析。コミュニケーション領域をフックとしつつ、顧客の課題に応じて、ラジャーやPaperOnといったサービスの訴求につなげる構えだ。
コミュニケーション領域を越えたDXを支援する上では、自社製品の拡大だけではなく、他社製品との連携も重視している。すでに約180の外部システムと連携しており、フリーなどが提供する基幹業務システムとの連携に加え、サイボウズが提供するノーコード開発基盤「kintone」といったシステムと連携する顧客が多い。具体的には、LINE WORKSが業務データの入力や通知の受け取りを担い、データの蓄積や処理はkintoneなどで実行するといった例が挙げられる。ここに商機を見出すパートナーもいる。GlobalBは25年4月、LINE WORKSとkintoneがデータ連携し、スマートフォンからデータの入力や参照ができるアプリ「LITONEウェブアプリ for LINE WORKS」の構築サービスを開始。開発パートナー向けにはアプリを開発できるツールの販売も手掛けている。
LINE WORKSが従来のビジネスチャットやグループウェアといったコミュニケーションツールからの脱皮を図っている。ソリューション自体の拡充に加え、外部システムとの連携、業務ツール開発機能の提供なども推進し、これらの「起点」としての役割を広げつつある。PC以外のデバイスを使う従業員の働き方を変える「現場DX」の開拓に挑む同社の戦略を探った。
(取材・文/大畑直悠)
LINE WORKS以外の製品の販売も好調に推移しているものの、大竹執行役員は「まだまだビジネスチャットのベンダーというイメージは根強く、ここを変えていくのが現在の課題」と分析。コミュニケーション領域をフックとしつつ、顧客の課題に応じて、ラジャーやPaperOnといったサービスの訴求につなげる構えだ。