「SaaS is Dead」というフレーズが世間を騒がせている。SaaSが担ってきた役割をAIが代替し、SaaSが衰退する、といった見立てだ。確かにAIの発展は目覚ましいが、SaaSが単純に、そして一律に消えていくと考える人は少ないだろう。一方でどのようなプロダクトも「現状維持」で成長を続けられるものではない。これからのSaaSに求められる価値と必要な変化とは、そして生き残るSaaSの条件とは何か。業界の声から考える。
(取材・文/下澤 悠)
SaaS is Deadは、米Microsoft(マイクロソフト)のサティア・ナデラCEOの発言が発端とされている。SaaSをデータベースとビジネスロジックの集合体と定義するとき、AI(エージェント)がデータベースを直接参照し、データをどう判断・処理するかというロジック部分を担うことになれば、SaaSの概念は完全に崩壊するという指摘だ。
2026年初頭には、米Anthropic(アンソロピック)によるAIエージェント「Claude Cowork」の発表などを契機として、SaaS関連の株価が大きく下落し、SaaS is Dead論に再び注目が集まった。ナデラCEOの言うように、SaaSの概念が消滅するかはともかく、AIが明確な競合となり、今後の成長に翳りが見えてきた──。投資家はそう判断したようだ。
その上で、今後自社が遂げるべきは、SoRから「SoI」(System of Insight=洞察のためのシステム)への進化だと結論づける。AIを使えば、蓄積された情報から未来の予測や最適な提案を行い、「次に何をすべきか」という経営側の意思決定を支援できる。業務の効率化・自動化のさらなる進展と、人的資本経営への貢献という二つの軸で事業拡大を目指す。
芹澤CEOはSaaS is Dead論について「騒がれていることとSaaSの実世界は全く違う感覚がある」と話す。足元の入退会率や売り上げなどに影響はほとんど出ておらず、顧客から不安の声があがることもないという。
「SaaS is Dead」というフレーズが世間を騒がせている。SaaSが担ってきた役割をAIが代替し、SaaSが衰退する、といった見立てだ。確かにAIの発展は目覚ましいが、SaaSが単純に、そして一律に消えていくと考える人は少ないだろう。一方でどのようなプロダクトも「現状維持」で成長を続けられるものではない。これからのSaaSに求められる価値と必要な変化とは、そして生き残るSaaSの条件とは何か。業界の声から考える。
(取材・文/下澤 悠)
SaaS is Deadは、米Microsoft(マイクロソフト)のサティア・ナデラCEOの発言が発端とされている。SaaSをデータベースとビジネスロジックの集合体と定義するとき、AI(エージェント)がデータベースを直接参照し、データをどう判断・処理するかというロジック部分を担うことになれば、SaaSの概念は完全に崩壊するという指摘だ。
2026年初頭には、米Anthropic(アンソロピック)によるAIエージェント「Claude Cowork」の発表などを契機として、SaaS関連の株価が大きく下落し、SaaS is Dead論に再び注目が集まった。ナデラCEOの言うように、SaaSの概念が消滅するかはともかく、AIが明確な競合となり、今後の成長に翳りが見えてきた──。投資家はそう判断したようだ。