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<セキュリティソリューション特集>内部統制は、もはや大企業だけの課題ではない(上)

2008/04/28 19:56

週刊BCN 2008年04月28日vol.1233掲載

エムオーテックス
セキュリティツールはログが命
新製品「LanScope Cat6」、Oracle Database採用!

ログを大切にすることでユーザーからの信頼も獲得

 2008年3月現在、4200社・330万クライアントを超える導入実績を誇り、多くのユーザーが活用している「LanScope Cat」シリーズ。同シリーズを導入した企業からは「誰でもネットワークセキュリティのプロになれる」と評されるほど、簡単で使いやすく導入効果が高いソリューションである。

 「LanScope Cat」は、1995年にリリースして以来、さまざまな機能追加・強化を行いながら、ユーザー企業が求めているソリューションを提供してきた。この活動の歴史こそが、前述の導入実績につながっているのだろう。

 「LanScope Cat」は、開発当初からログに注目していた。この「ログに対するこだわり」こそが、「LanScope Cat」の最大の特長でもある。いかに正確かつ大量のログを取得するか、またそのログを最大限に生かすかという点で、業界随一のノウハウをもっているといっても過言ではない。

 現在、内部統制やIT統制などコンプライアンスへの対応でログ取得は必須項目となっている。そのため、同社のソリューションを求めるユーザーは増加の一途をたどっている。このニーズに対し、適切な解を提示できるソリューションとして、「LanScope Cat」のシェアがさらに伸長していくのは当然の流れといえるだろう。

Oracle Database採用による多くのメリット

 いまさら強調するまでもないが、セキュリティ環境を構築するうえでログは非常に重要だ。例えば、業務プロセスが適切に運用されているかどうかを客観的に証明するためにも、ログは必要になる。しかし現状では、誰がどのPCでどのような権限で操作しているのか、誰がいつどのような権限のIDを作成したのかなど、社員の正当性を証明できる環境を整備している企業は、まだまだ少ない。J-SOXや新会社法などのコンプライアンスへの対応が求められるようになれば、これらの環境を構築していく企業はこれから増加していくだろう。

 収集したログは、適切に加工され、見やすいデータとして提示されなければ、十分に活用することはできない。他社のセキュリティソリューションは、独自のデータベースを使っているケースが多いが、処理速度の低下やデータの破損、ログの取りこぼしといった課題も多く、せっかく収集した貴重なログをうまく活用することができない。

 エムオーテックスは、必要に応じて一気に抽出できる優れたデータベース開発に注力し、独自開発したデータベースやAccess、Paradoxなどを採用し、データベースの精度を高める努力を続けてきた。今回バージョンアップされた「LanScope Cat6」では、現在採用しているSQL Serverに加え、これまで以上にデータベースの精度を高めるべく、初めてOracle Databaseも採用した。

 Oracle Databaseは、世界中で導入・運用されている実績のあるデータベースとして知られ、トップクラスのシェアを誇る。日本国内においても、同データベースを採用している企業は多い。また、管理性も高く、技術力の高いエンジニアも数多くいることもあり、信頼性と管理・運用という面からもメリットが多い。さらにシステムに問題が生じた場合でも、障害ファイルを自動的に生成し、問題点をすぐに抽出・対応できるため、障害対応時のストレス軽減にも寄与する。Oracle Databaseの採用により、多くの企業が、その恩恵を受けることになるだろう。

 「LanScope Cat6」は、数年先を見越したニーズを先取りしたソリューションで、内部統制にも対応している。内部統制は、上場企業だけが対応すればいいという問題ではない。上場企業は当然として、上場企業の連結対象企業や関連企業、取引先なども対象になるほか、新会社法でも内部統制への対応が求められており、非常に幅広い企業が対象となっている。そのようなニーズにも適切かつ柔軟に応えられる「LanScope Cat6」の優位性は、これからも変わらないだろう。


エムオーテックス=http://www.motex.co.jp/

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