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<セキュリティソリューション特集>内部統制は、もはや大企業だけの課題ではない(上)

2008/04/28 19:56

週刊BCN 2008年04月28日vol.1233掲載

HDE
電子メール誤送信とサイズ・拡張子制限対策の決定版
導入しやすく運用しやすい電子メールソリューションを提供

独創的で実用的な幅広いラインアップを有する

 電子メールがビジネスコミュニケーションツールとして活用され、その重要性が高まるなか、電子メールに対する「セキュリティ」を向上させたいというニーズが高まっている。

 HDEは、電子メールのセキュリティソリューション「HDE Anti-Virus」「HDE Anti-Spam」「HDE Secure Mail」「HDE Mail Filter」など幅広いラインアップをそろえている。これらのソリューション群は、外部からの脅威や内部からの情報漏えいに対応し、ユーザーの要望にきめ細かく応えている。

 「メールの誤送信による情報漏えいを気にかける企業が増えています。実際、ユーザーに悪意がなくても、誤送信で情報漏えい事故につながるケースも少なくありません。そのようなケースにも活用できるよう、“HDE Secure Mail for Online Storage”(以下、HSMOS)を開発・提供しています」と、プロダクト本部・マーケティング部の山本有哉部長は語る。

 HSMOSは、送信メールの添付ファイルをサーバー側で自動的に取り除いて保管し、メール受信者には、そのURLを通知し、Webアクセスによって添付ファイルのダウンロードを行うソフトウェアだ。メール送信者は、メール受信者が添付ファイルをダウンロードしたかどうかを専用画面から確認できる。

 万が一、添付ファイルを誤送信してしまった場合も、送付先の相手が、そのメールを開封する前であれば、サーバーからファイルを削除し、誤送信を未然に防ぐことができる。ファイル削除後であれば、URLからファイルをダウンロードできないため、これまで以上にセキュアな対策を実現できる。

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ユーザー企業にあわせ 柔軟に運用できる

 ファイルをサーバーで保管するメリットはほかにもある。添付ファイルをexe形式やzip形式などに変更し、暗号化などの処理を行う場合、電子メールの受信メールサーバーの設定によっては、拡張子チェックによって受信できない場合がある。また、容量制限などによって、特定のメールサイズを超えたメールを受け取ってもらえないケースも多い。HSMOSを活用すれば、相手に届くメールは平文のメールだけになるため、相手のサーバーの設定にかかわらず、確実に届けることができる。

 受信サイトへのログインパスワードは、システムが自動的に通知する方法と送信者が任意で通知する方法が選択できる。受信者のログインパスワードは、ランダムで生成する方法のほか、送信者と受信者の組み合わせに応じて、固定のパスワードを設定することも可能だ。

 「電子メールを頻繁にやり取りする場合には、固定パスワードで活用したいというケースも多いと思います。HSMOSは、運用や保管条件など実際の運用やセキュリティポリシーに応じて、柔軟に選択できるようにしています」(山本部長)とのことだ。

 これまでも、ファイルのやり取りに「ファイル転送サービス」を利用できたが、第三者が提供しているサーバーに一時的にせよデータを保管するため、セキュリティ上の懸念もあった。HSMOSは同様の機能を自社サーバーで運用できることになるため、ファイル転送サービスよりもセキュアで、機密情報なども社内システムで一元的に管理することができる。

 HDEは、2008年5月14日から16日まで、東京ビッグサイトにて開催される「第5回情報セキュリティエキスポ」に出展する予定だ。同社のソリューションを実際に体感する絶好のチャンスである。これを機会に、東京ビッグサイトまで足を運んでみてはいかがだろうか。


HDE=http://www.hde.co.jp/

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