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<セキュリティソリューション特集>「セキュリティ=保険」から「セキュリティ+付加価値」の時代に(上)

2008/10/13 19:56

週刊BCN 2008年10月13日vol.1255掲載

Sky
提案しやすい商材で、ビジネスチャンスを広げる
情報セキュリティ対策を行うことで「コスト削減」も実現

取得した情報を活用する「ワンタッチレポート」

 原油価格や穀物価格の高騰、サブプライム問題、米大手証券会社のリーマン・ブラザーズの経営破たんといったニュースが日々報道されている。景気に直接影響を及ぼすようなニュースばかりだ。

 景気が悪化すれば、「利益」を得ることが難しくなる。情報セキュリティは、「保険」にたとえられるように、セキュリティ事故を未然に防ぐためのツールだ。景気の動向が見えない時期だけに、企業はセキュリティツールの導入に及び腰になると予想される。

 そのようななか、新しい提案を行い市場でも注目を集めているのが、Skyの「SKYSEA Client View Ver.3」だ。「SKYSEA Client View Ver.3」は、「使いやすさ」にこだわり開発が進められているツールで、ユーザーニーズに応えて進化し続けている。

 例えば「SKYSEA Client View Ver.3」の新バージョンでは、企業のコスト削減に貢献する機能が追加されている。その1つが「ワンタッチレポート」だ。「SKYSEA Client View Ver.3」では、情報セキュリティを確保するため、パソコンのさまざまな情報を取得している。その情報を活用し、ソフトウェアやハードウェアの利用状況をワンタッチでレポートする機能が追加されたのである。

クリックで拡大 現在、パソコンなどのハードウェアの価格が下落し、部門予算で購入するケースも増えている。その場合、情報システム部門が把握できない場合もあり、どれくらい活用されているのかわからなかった。

 「SKYSEA Client View Ver.3」を活用すれば、実際にどの機器がどれくらい使われているのかが明確になる。あまり使われていないハードウェアやソフトウェアがあれば、それを必要としている部署へ移管することなども検討できるので、新規購入を控えて、投資を抑えることにもつながる。

 また、ソフトウェアの利用状況を把握することで、余剰ライセンスや利用頻度が低いのにもかかわらず「必要だから」と導入されているソフトウェアを洗い出せる。レポートをもとに、各部門で見直す取り組みに活用して、無駄なコストを削減することもできるだろう。

無駄を省きエネルギーコストを大幅削減

 また「SKYSEA Client View Ver.3」は管理端末によるクライアントPCやプリンタの電源管理を実現している。各クライアントPCへ強制的に省電力設定を配布したり、電源を切り忘れたプリンタの検索なども実現している。利用機器環境や電力会社などによっても異なるが、パソコン数百台を稼働させている場合、省電力設定を行うだけで年間の電気代を数十万円削減することもできる。このコスト削減効果は非常に大きい。

 また、電気代の削減は二酸化炭素の削減にも寄与する。京都議定書の発効に伴い、政府は地球温暖化対策を進めている。「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(通称・省エネ法)の改正も閣議決定されており、企業が二酸化炭素削減に取り組む必要も生じているのだ。そのような環境においても「SKYSEA Client View Ver.3」は、ユーザーの要望に十分応えることができるツールとなっている。

 「SKYSEA Client View Ver.3」は、新機能を追加したことで「きちんと情報セキュリティを確保すればコスト削減にもつながる」という新しい提案を行えるようになった。

 導入を検討する顧客はもちろん、同社のツールを販売しているパートナーにとっても朗報といえるだろう。

 情報セキュリティツールは「保険」的に扱われているが、「SKYSEA Client View Ver.3」であれば、コスト削減にも貢献するため、付加価値を高めている。市場の変化を敏感に察知し、機能強化を続けるSkyが注目されるのも当然のことといえよう。


Sky=http://www.skygroupe.jp/

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