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ディーリンクジャパン 医療情報ネットワーク構築に大きく貢献

2010/05/31 19:56

 ディーリンクジャパンは、2010年5月28日と29日の2日間にわたって開催された「第14回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム 2010 in 高松)」で、無線LANなどのネットワーク機器を提供。会場内の情報インフラとして大いに活躍した。この成功をきっかけに、今後、病院内ネットワークをはじめ、日本版EHRや遠隔医療・地域医療などのインフラ整備を実現するメーカーとして貢献していく構えだ。


医療情報の共有環境整備が進む香川県で開催

  日本医療情報学会が主催する学術大会は、病院で実務に従事する医師や看護師、医療情報担当者をはじめ、医療情報に関心をもつ情報技術系の研究者などが全国から訪れるシンポジウム。第14回を迎えた今回は、香川県高松市の「サンポートホール高松」で開催され、「日本版EHRと地域医療情報システムの標準化」をメインテーマに、公開講座や口演セッション、チュートリアルなどが活発に行われた。

  香川県といえば、県医師会を中心に医療機関間の情報共有ネットワーク「かがわ遠隔医療ネットワーク(K-MIX)」を運営していることや、周産期医療ネットワーク「ハロー・ベイビー・プログラム」を全国で初めて商業ベースに展開したことなどで知られている。注目を集める地域だけあって、参加者は、前日に開催されたチュートリアルを含めて3日間で1000人を超えた。多くの参加者が、日本の医療情報ネットワークの発展や普及に役立つ有意義なシンポジウムだったと実感したに違いない。

香川県高松市で開催された「第14回日本医療情報学会春季学術大会」のシンポジウム

 大会長を務めた香川大学瀬戸内圏研究センター特任教授で徳島文理大学理工学部臨床工学科教授の原量宏氏は、「全国で構築される地域医療情報ネットワークの相互連携、糖尿病地域連携パスに代表される各種疾患の連携パス、電子処方箋と日本版EHR、IT化による治験の活性化などで、活発な議論が繰り広げられたのではないでしょうか」と、今回の春季学術大会が成功裏に終わったことをアピールする。

大会長を務めた香川大学瀬戸内圏研究センター特任教授で徳島文理大学理工学部臨床工学科教授の原量宏氏

無線/有線LANの統合管理システムを構築

 IT化に高い関心を抱く医療関係者が多く参加する大会では、会場内のシームレスなネットワーク環境整備が重要なポイントになる。その立役者が、ディーリンクジャパンだ。同社は、今回、無線/有線LAN統合システム レイヤ2ギガスイッチ「DWS-4026」と高速アクセスポイント「DWL-8600AP」を提供。マーケティングコミュニケーション部部長の石原幹夫氏は、「格式高い学術大会でインフラを構築できたのは、非常に光栄です」と強調する。

ディーリンク のマーケティングコミュニケーション部部長・石原幹夫氏

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外部リンク

ディーリンクジャパン=http://www.dlink-jp.com/

第14回日本医療情報学会春季学術大会