NTTコミュニケーションズが提供している「Cloudn」(クラウド・エヌ)は、コストパフォーマンスの高いパブリッククラウドサービスだ。月額486円(税込み)から利用できるさまざまな料金プランが用意されている。提供しているAPIは、既存パブリッククラウドサービスとの互換性に優れ、Cloudnに乗り換えるユーザーも多い。料金面、技術面での導入の敷居が低いクラウドサービスとして認められ、すでに多くのユーザーを獲得している。さらなる拡販に向けて、2015年1月28日~3月31日までの期間、クラウド再販パートナー向けにビジネス拡大応援キャンペーンを開始。同社の戦略について、NTTコミュニケーションズ・クラウドサービス部販売推進部門の中義順主査と、同部門の岩田恭子主査に話を聞いた。

Cloudnは、「予算化」しやすい月額上限付き従量課金制を採用

 NTTコミュニケーションズが提供しているパブリッククラウドサービス「Cloudn」は、月額486円(税込み)から利用できるプランをはじめさまざまな料金プランを用意している。初期費用/データ転送料ともに無料で、20日間ほどの利用で月額上限に達し、その月は使い放題の定額制となる『月額上限付き従量課金』という料金体系を採用している。

クラウドサービス部
販売推進部門
中 義順主査

 「従量課金の上、データ転送量に応じた追加課金をとるパブリッククラウドサービスの場合、実際に使ってみないと月額料金が確定しないため、クラウド利用料の予算化が困難です。もし想定以上のデータ転送があった場合、予算をオーバーしてしまうため、あらかじめ見積もり額の2~3割増しで予算を確保するというお客様やパートナー様も多いですね。さらに外資系クラウドサービスであれば為替変動も考慮する必要があり、なお予算化が難しいと言えます。一方、純国産ブランドであるCloudnの料金体系ならそういった心配は必要ないため、『予算化しやすい』と評価いただいています」と中主査は言う。

 確かに、データ転送量は繁忙期など利用特性によって変化し、予測困難ではあるがCloudnの課金体系でその上限金額を確保しておけば、予算をオーバーする心配がなくなる。また、Cloudnの場合、上限金額に達するまでは、使った分だけを支払う従量制であるため、システム開発目的で短期間使用するケースにも対応できる。つまりCloudnの料金体系は、従量制のメリットをそのままに、長期利用なら定額制のメリットも取り込んだ料金体系になっており、幅広い用途に利用できるというわけだ。

他社クラウドとの互換性も高く、移行しやすいパブリッククラウドサービス

 また、機能面も充実している。Cloudnで提供しているAPIは、300種類以上。いずれも他社クラウドとの互換性も高く、既存システムからの移行が容易だ。オプションも豊富で、アプリケーションの負荷に応じて仮想サーバーの数を自動的に増減させたり、トラフィックの負荷に応じてロードバランサがスケールアウト/スケールインを行ったりするため、急激なデータトラフィックの変化にも十分に対応できる。信頼性の面も万全で、東日本/西日本/米国の中からデータセンターを選択できるので、BCP/DR対策にも利用可能だ。「最近では、お客様からのニーズが高いファイル単位でのオンラインバックアップ&リストア機能も追加しました」と中主査は話す。ユーザーニーズに応え、機能の追加・強化を継続して行っているのだ。

クラウド再販パートナーの支援を強化

 Cloudnに注目が集まるなか、Cloudnを使って自社アプリケーションをエンドユーザーに提供したり、クラウドサーバーをSI構築してエンドユーザーに販売したりしている「クラウド再販パートナー」のビジネスも伸びているという。NTTコミュニケーションズでは、クラウド再販パートナーのさらなるビジネス拡大を支援するため、「Cloudn パートナーポータル」のオンラインでの申し込みを開始した。

クラウドサービス部
販売推進部門
岩田恭子主査

 「現在、クラウド再販パートナー様は、案件ごとにクラウド事業者からサーバーを調達し、契約しているケースがほとんどです。表計算ソフトなどで契約管理をすることも多く、管理工数が大きな課題となっています。当社では、こういった課題を解決するため、エンドユーザー様へのサーバー等のリソースの提供・利用料明細管理を一括処理できる“パートナーポータル”のオンライン申し込みを開始しました。パートナー様がオンラインサインアップで当社と親契約を締結すれば、パートナー様自身でエンドユーザー契約の払い出し(子契約の払い出し)ができるようになり、パートナー様のビジネスのスピード化にも貢献すると考えています」と岩田主査は説明する。

 Cloudnパートナーポータルでは、エンドユーザー契約の払い出し(子契約の払い出し)が即座にできるほか、子契約情報や利用料金の確認、子契約の契約変更・解約も可能だ。また、子契約、親契約の月額利用料金の総額に応じて、段階的なボリュームディスカウントが自動適用されるため、エンドユーザーが増えれば増えるほど利益を出しやすい仕組みになっている。クラウド再販パートナーにとっては、大変魅力的なパートナープログラムといえるだろう。

先着200社に最大3か月、5万円分まで「Cloudnサービス」を無償提供

 NTTコミュニケーションズでは、2015年3月31日までの間「クラウド再販パートナー様向け!ビジネス拡大応援キャンペーン」を行っている。このキャンペーンでは、先着200社に対して、Cloudnサービスを最大3か月、5万円分までを無料で提供する。Cloudnのすべての機能を使うことができるので、この機会にCloudnの「パートナーポータル」を体験し、クラウドビジネスを加速する足がかりにするといいだろう。