ニュース

SAPジャパン、ダイレクトセールスチームとチャネルの洗い直しが「効果抜群」

2009/12/25 21:45

 「一番重きを置いて取り組んできた顧客満足度の改善で、大きな成果をあげることができた」。SAPジャパンのギャレット・イルグ社長は、2009年をこう振り返る。これまでと違い、積極的にパートナーをサポート。ダイレクトセールスチームとチャネルを洗い直し、成果に結びつけた。

 中央にチャネルモデルをつくり、「パートナー企業が当社の商材を扱う時に、より道筋を分かりやすくした」(イルグ社長)。具体的には、SMBとエンタープライズの領域で、SIerやディストリビューターとの「Go to market」戦略の部分を見直した。10月にチャネルディレクターを配置し、そのオフィスを通すことで、パートナーとの折衝やレディネスを高めている。リクエストへの対応やクレーム処理にもあたる。

 ユーザーへのフォーカスでは、ラーニングのミニグループをつくり、一週間に一度、SAPの商材についてレクチャーしているほか、トレーニングを提供。実際にユーザーに出向いて、同社のバリューやソリューションの優位性などを説明する「バリューアカデミー」の実施や、ラーニンググループをつくり、商材について学んでもらう試みにも積極的だ。

 イルグ社長は、「驚くほどの効果が出ており、2010年にはユーザーやパートナーの満足度に表れてくるだろう」と強調した。
  • 1

関連記事

日立システム、SAPジャパンと「SAP ERP」チャネルパートナー契約を締結

ソランとSAPジャパンが戦略提携、ERPやCRMなどで、中国市場も視野に

SAPジャパン SIerに「コンサル」育成 3月、現法でeラーニング開始

SAPジャパン 「稼働前」教育を制度化 参加6社でヘルプデスク共同化へ

外部リンク

SAPジャパン=http://www.sap.com/japan/index.epx

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>