サイボウズ総合研究所(サイボウズ総研)にとって、2009年は手探りの年だった。パートナー制度を立ち上げ、その数も増えた。もともとは直販も検討していたが、結局パートナー経由での販売に踏み切ったのは、インフラ基盤を構築できるSIerとの提携を強化することで、豊富なメニューを揃えられると踏んだからだ。2010年は、「ガルーン SaaS」の販売を加速。プロモーションを積極的に展開していく。

 エンタープライズ領域を担うサイボウズ総研は、SaaS事業の立ち上げに積極的な大手SIerとのアライアンスを推進。パートナー企業それぞれのプラットフォーム上での拡販を加速している。その一つが、インターネットイニシアティブ(IIJ)との業務提携だ。クラウド基盤「IIJ GIO(ジオ)」で、ユーザーの要望に応じて性能や容量、予算などを選択できる「ガルーンSaaS」を提供。また、ITホールディングスグループでTISの社内ベンチャーカンパニーSonicGardenと提携し、「AmazonEC2」環境上で提供。「ガルーンSaaS」のポータル上に「SKIP」の新着情報を表示する。直近ではNTTデータ中国が、データセンター(DC)サービス「its-center」環境上で展開している。

 現在、サイボウズとサイボウズグループで「ガルーン2」のクラウド・SaaS事業を展開するサイボウズ総研は、企業規模に応じたパートナー制度をそれぞれ用意している。「サイボウズオフィシャルSaaSパートナープログラム(仮称)」と「サイボウズクラウドビジネスパートナープログラム」がそれだ。300人規模以上の企業に対しては、サイボウズ総研が「サイボウズクラウドビジネスパートナー」と共に「ガルーンSaaS」を拡販。一方、中小企業に向けては、サイボウズが「サイボウズデヂエ」をベースにした「かんたんSaaS」を展開している。