日立製作所(中西宏明社長)は、SaaS型帳票サービス「帳票スクエア」の販売を開始した。

 「帳票スクエア」は、他のクラウドサービスからの帳票出力に対応し、注文書や請求書、見積書、ダイレクトメールなど100種類以上のサンプル集から選んだ帳票のデザインを簡単に編集・カスタマイズできるSaaS型帳票サービス。

 セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型CRMサービス「Salesforce CRM」と連携し、「Salesforce CRM」上の業務データを出力できる。提供する「帳票スクエア-Salesforce接続スクリプト」のインストーラーの画面に従って操作していくだけで、連携に必要な設定ができる。

 大野哲司・先端情報システム研究開発本部先端ビジネス開発センタセンタ長は、「サンプル集から選んだ帳票をポータルでカスタマイズできる。プログラミングレスで実行できる」ことを特徴に挙げる。

 価格は、月額5万2500円(税込み)から。帳票カスタマイズ代行サービスは個別見積もり。2012年3月までに500契約を目指し、当面は「Salesforce CRM」のユーザー企業を対象に販売していく方針。従来、同社の帳票パッケージソフトウェア「uCosminexus EUR」が顧客としてきた大企業に加え、中堅・中小企業をターゲットに据える。

 今後は、日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」が提供する各種クラウドサービスに順次対応させる考え。

 大野哲司・センタ長は、「『uCosminexus EUR』とはまったく異なる商流になる。まずは、日立グループ内の日立ソフトウェアエンジニアリングなどと協力体制を築いて、将来はパートナーとともにサービスを提供していく。帳票のカスタマイズでアライアンスを推進したり、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)のアプリケーションのオプションとして提供できるようにしたい」と語り、ダイレクトメール発送代行事業者やFAX ASPサービス事業者などとの提携も視野に入れている。

大野哲司・先端情報システム研究開発本部先端ビジネス開発センタセンタ長