メッセージラボジャパンが、国内外のスパムの特徴について調査結果をまとめた。

 現在、全世界で送信されているスパムのうち、約4%(1日約10億通)が「出会い系」といわれるスパムであり、日本の出会い系スパムと海外の出会い系スパムの手口には違いがあることが明らかになった。また、日本人が海外からの「出会い系」スパムの被害に遭っていることも発覚した。

 日本の出会い系スパムで多く見られるのは、スパムメールによって出会い系サイトに誘導、もしくは被害者自らが登録した出会い系サイト自体が詐欺行為を働いており、サイト上で、別の登録者とコンタクトを取るために必要とされるポイント(料金)を支払わせるもの。

 これに対して、海外でみられる出会い系スパムは、被害者にメールや出会い系サイトで接触後、メールでのやり取りによって、被害者とサイバー犯罪者の間に1対1の関係を築き上げ「交際をしている」という錯覚を起こさせることで金銭を騙し取るという手口。

 7月には、イギリスとマレーシアの現地日本大使館から、出会い系サイトを通じた国際詐欺被害の報告があった。報告によると、詐欺には「出会い系サイトで男性と知り合う」「男性は自称マレーシアに住むイギリス人」「お金が必要なさまざまな理由を並べる」「マレーシアの銀行口座に送金するよう指示する」といういくつかの共通点があることがわかった。

 これらの詐欺は同一犯による可能性が強い。また、この一連の詐欺事件には「チームで詐欺行為を働く」という別の特徴も挙げられる。日本で「振り込め詐欺」として、広く知られている手口だ。

 メッセージラボでは、「一度も会ったことのない相手からお金を無心されるようなことがあれば、まず冷静になり、出会い系サイトで友だちや恋人探しをするのと同様に、サイバー犯罪者たちもターゲット探しに出会い系サイトを利用している可能性があるという事実を忘れてはいけない」と締めくくっている。