小樽商科大学(小樽商大、山本眞樹夫学長)商学部社会情報学科の深田ゼミナール(深田ゼミ)は9月3日、小樽市後援のもと、NTTコムウェア(杉本迪雄社長)が提供するAR(拡張現実感)技術を組み込んだ観光情報提供システムを用いた実証実験を実施すると発表した。

 実証実験は、9月18日から26日(21日、22日は除く)まで、JR小樽駅周辺および小樽運河周辺エリアの観光客を対象に、AR技術のアプリケーションがインストールされた携帯電話(スマートフォン)と観光案内用の地図を希望者に貸与する。地図には、小樽運河エリアの観光スポットや飲食店などの写真が複数掲載されており、その写真を携帯電話のARアプリケーションで撮影すると、当該スポットに関する動画が再生され、より詳しい観光情報を事前に取得することが可能となる。

 深田ゼミでは、同システムを利用することで小樽市周辺での観光がより楽しくなったか、あるいはあらかじめ計画していた観光ルートが情報提供によってどう変わったかなどを、アンケート調査で検証し、小樽観光における課題検証と今後の改善に向けた基礎データとして活用していく予定。

 一方、NTTコムウェアでは今後、雑誌広告などのアナログ媒体の静止画像から関連動画を再生するなど、新たなマーカー(QRコードなど)を必要としない動画情報提供ビジネスの実現を目指し、画像認識精度の向上や位置情報を組み合わせた仕組みの提供による活用シーンの拡大を図る。さらに、撮影した写真があたかも動き出すかのような感覚の面白さを多くの方に体験してもらえるよう、ARアプリケーションの機能を開発していく考え。