ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)とEMCジャパン(諸星俊男社長)は、セキュアなファイルサーバー環境構築するため、秋田県横手市教育委員会が中心となって進める同市内の全33小中学校のIT環境整備において、両社のソリューションが採用されたと発表した。

 今回の新IT環境整備は、提案から導入・構築支援、保守をネットワンシステムズが担当した。従来まで各校ごとに設置され、属人的に運用管理されていた複数のファイルサーバーを統合するため、データの重要度や利用頻度を可視化するEMCジャパンの「ファイルサーバー・アセスメント・サービス」を導入した。

 同サービスの評価をもとに、全校のファイル共有サーバーをEMCジャパンの統合ネットワーク・ストレージ「Celerra NS-480」に集約し、透過的なファイル移動とアーカイブを実現するEMCジャパンのアクティブ・アーカイブ・アプライアンス「File Management Appliance」を導入した。

 また、ヴイエムウェアのサーバー仮想化ソフト「VMware vSphere」によってブレードサーバー上に仮想環境を構築し、ディレクトリサーバーやウイルス対策サーバー、クライアント管理サーバーなど計8つのシステムを実装した。さらに、今回の取り組みの一環として教職員に配布したノート型PCには、USBトークンによる個人認証とパスワードによる二要素認証に加え、ハードディスクの暗号化も施し、セキュリティも強化した。

 新システムは、今年4月から本格運用を開始した。複数のファイルサーバーを1台の「Celerra NS-480」に集約することで、ネットワークを通じて市庁舎のサーバールームで一括管理できるようにした。

 データ・バックアップの自動化やリモート保守が可能となり、現場の教職員はデータ管理やシステム運用に関する煩雑な業務から解放され、運用・管理のコストと手間を大幅に低減した。また、教職員に配布したノート型PCには、強固なセキュリティ対策を導入したことで、利用者の利便性を損なうことなく紛失や盗難時の情報漏えいに備えることが可能となった。